どきどき、わくわく、もっとこわい
「こわい星」を舞台にした物語
彼は恐怖症のパレードのような男だった。
高所恐怖症や閉所恐怖症はもちろん、幽霊恐怖症や病院恐怖症や電話恐怖症になったし、さいごは恐怖症恐怖症にまでなった。
日に日に怖いものは増えていった。
そんな彼はある日テレビコマーシャルで見かけた一遍の詩をきっかけに宇宙飛行士を目指し始める。
時代は宇宙開発競争の真っ只中、大国と大国による冷戦に巻き込まれることになるとは知らず、彼は小さな一歩を踏み出した。
400万年がたった。月でのミッションを終えた、甘電池(かん・でんち)、森山ボンド(もりやま・ぼんど)、UB(ゆうびい)、3人の宇宙飛行士は地球への帰還中、
謎の救難信号をキャッチする。信号に引き寄せられるように知らない星に辿り着くと、
そこには人間が持つ「こわい」という感覚を貨幣のように取り扱う、奇妙な住人たちが暮らしていた。
※現金のみの対応になります。ご用意お願いします。
8/3(木) 19:00、8/4(金)19:00、8/5(土)19:00、
8/6(日) 17:00の夜回は終演後の販売がございません。
開場〜開演までの時間と、途中休憩の10分の間にお買い求めください。
甘電池
演・ユガミノーマル
森山ボンド
演・瀬安勇志
UB
演・藤井優香
焚火
演・端栞里
スタイン
演・和久井千尋
エレクトリカルパレード
演・瀬戸璃子
湯気
演・九條えり花
ビニール
演・揺楽瑠香
ナショナル
演・古田絵夢
マッド先生
演・TGW-1996
浮藤翔太
演・こんにち博士
π
演・ミワチヒロ
Gt. ますこ
Perc. U 乃
Trb. 安田くるみ(Ålborg)
太田垣百合子
脚本・演出:こんにち博士
音響:椎名晃嗣(next lighting)
照明:渡邉日和(eimatsumoto Co.Ltd.)
照明:渋谷日和
美術監修:いとうすずらん
制作:田中直樹
音楽:揺楽瑠香
宣伝美術:古田絵夢
WEB:TGW-1996
大人になったら怖いものはなくなる
と思っていたんですが、むしろ年を
重ねるにつれて怖いものが増えてき
ているような気がします。最近は、
劇場の真ん中の座席が怖いと感じる
ようになってしまいました。恐怖感
情と共生していく毎日の中で「こわ
い」に立ち向かう力をつけたくて、
この物語を書きました。
(脚本・演出 こんにち博士)
南極ゴジラとは、2020年春に誕生した、9人+1台のゆかいな劇団。
インスタライブを活用した生配信劇や、写真家やバンドが舞台上で俳優とセッションする作品など、
演劇を観たことがない10代20代も楽しめると称される、新星劇団。
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
【東京ライブ・ステージ応援助成】