ーーーリチャード=オーウェンの亡霊
という役について教えてください

1800年代のイギリスを生きた、実在の人物で、恐竜を「恐竜」と名付けた人です。

偉大ですごく優秀な人ですが、調べると、人の手柄を奪ってしまったり等、割ととんでもないこともしていて、優秀な分、苦労も多い人生だったのだろうな、と思います。

「ホネホネ山の大動物」に登場するオーウェンは亡霊として登場します。

とってもチャーミングで、軽やかな口調だけど、科学や恐竜への愛はしっかりと余すことなく語られ、実在したリチャード=オーウェンさんへのリスペクトが感じとれる、とっても魅力的なキャラクターです。



ーーー今回の見どころは?

大変申し訳ないことに、12月初旬に体調を崩してしまい、舞台に立つのがままならず音声での出演に変更させて頂いたのですが、

実は最初、降板のつもりでのご相談をさせていただいていました。

どうしても出演したかったのですが、
体力が追いつかず、このまま無理をして直前にご迷惑をおかけするよりも、他の方に代役をお願いした方が…と思った為です。

そこからすぐ、「音声での出演はどうか」というご提案をいただき、ありがたいことにそのまま出演させて頂くことになりました。
舞台上には、姿の見えない「亡霊」を演出で作り上げ、私の声がその亡霊となって動いてくれる、とのことで、

そのあまりに素敵なアイデアはとても心強く、申し訳ない、と塞ぎ込んでいた私の心をひっくり返してくれ、心から救われました。 本当にありがとうございます…。

南極ゴジラのつくる作品にはいつも、アイデアがぎゅっと詰まっていて、その発想たちにいつも心をひょいと救われた気持ちになります。

ホネホネ山の大動物も、観ている人へのサプライズのようなアイデアが沢山詰まっています。他では見られない、色とりどりに散りばめられたアイデアを楽しんで頂けたらなと思います。



ーーー南極ゴジラの公演はいかがですか?

南極ゴジラは桃源Qで初めて関わらせていただいたのですが、とにかく居心地が良く、ストレスなく最高の作品が出来上がっていくので最高、としか言いようがないです。

それだけに、やはり自身の至らなさでご迷惑をおかけしたこと、本当に本当に申し訳ないです。

この場を借りて、ご来場頂く皆さまにも改めてお詫び申し上げます。

大阪公演では舞台に上がれるよう、体調管理を徹底して参ります…!