突然ですが、皆さんはカンフーをご存知だろうか。
カンフーとは、紀元前 206年ごろに起源をもつ中国武術の別名であり、
今もなお様々な流派に別れて世界中で親しまれている武術だ。
カンフーは映画でも非常に人気なジャンルであり、ジャッキーチェンや
ブルースリーなどに憧れて子供時代を過ごした人もたくさんいることだろう。
そんな人々を魅了してやまないカンフーの大きな魅力!それは!
カンフーは伝統を重んじながらも、突飛なアイデアと組み合わせることによって
エンターテインメント性に富んだ新カンフーを常に世に送り出し続けているのだ。
酔っ払い×カンフー 酔拳!
サッカー×カンフー 少林サッカー!
何を隠そう 10/27〜30 に本番を控える『南極ゴジラの地底探検』には、南極ゴジラが生み出した新カンフー。
《和風カンフー》なるものが登場する。
和風カンフー!それは古代中国に源流を持つカンフーに、日本の wabisabi! SAMURAI! NINJA!
Sushi! Tempura! の要素を盛り込んだ究極の武道である!
〈南極ゴジラの地底探検より引用〉
その正体は劇場で観ていただくとして、
我々は気付いたのだ。カンフーには何を組み合わせたって良くて、
自分の体に最も染み付いた動きを活かせばいいのだ。つまり、
こうなったらやることは決まりだ。個々の生活にかなりのバリエーションを持ったバラエティ劇団南極ゴジラ。
1番を決めようじゃないか。一体誰がもっとも魅力的なカンフーを生み出すのか、
今回、南極ゴジラからは4人の選手が名乗りを上げた。
そして、彼らを審査する審査員は
年間かなりの本数の映画を観ている瀬安勇志。彼の映画のルーツはカンフー映画だそうだ。
お父さんの休日に一緒に観てもらってたらしい。
「厳正なる審査をすることを、親父と、ジャッキーと、子供の頃の自分に誓います」
独自の感性で南極ゴジラのビジュアル面を担う古田絵夢。
彼女のセンスにハマらない=南極ゴジラにはまらないと言っても過言ではないかもしれない。
「強者ぞろいということで武者震いしています。ぜひ楽しませていただきたい。」
審査方法は以下の5項目となり、1項目10点ずつの50点満点での採点となる。
1.強さ(やはりここは譲れない)
2.カッコよさ(カンフーに憧れるのはカッコいいから)
3.歴史(何事も成り立ちが大事)
4.生活力(人としてとても大事)
5.子供に習わせたい度(我が子には適度な試練と夢を与えたいものです)
さぁそれでは!早速見せていただきましょう!1人目の挑戦者はこちら!
トップバッターは南極ゴジラ唯一の既婚者で一児のパパ、和久井千尋。家庭を持つということは生活の深さが違うということ。
非常に期待できる選手だ。本人曰く「なんとしても結果を出します」「健康第一で頑張ります」となんともパパらしいコメント。
それでは...
構え!!!ドドン!!!
さあ!それでは採点に移りましょう
和久井千尋選手の得点は!!
1.強さ(5 点)
2.カッコよさ(3点)
3.歴史(3 点)
4.生活力(7 点)
5.子供に習わせたい度(8 点) 計:26/50
かなり生活に根付いており、早起きに四文目の徳を与えた良いカンフーでしたが、
寝起きを襲うという姑息さと企業とのコラボというお金の匂いがする点がマイナスになったようです。
他参加者の意見はこのようになっています。
・私は絶対に習いたくない
・カンフー関係なく5時台に襲われるのだけは本間に勘弁
・服装が休日のパパすぎる
さあそれでは二人目の参加者へと参りましょう。2 人目はこいつだ!
2人目は南極ゴジラでも随一のぶっ飛んだ男、井上耕輔。彼は、筋トレと格闘技マニアでもあり、
強さというものにかなりの貪欲さを持っている。
本人曰く「死なば諸共」「ぶっキルユー!!!」とかなり血の気が多い
それでは...
構え!!ドドン!!!
さあそれでは二人目の採点にうつりましょう
井上耕輔の得点は...
1.強さ(9点)
2.カッコよさ(7点)
3.歴史(2点)
4.生活力(5点)
5.子供に習わせたい度(6点)
計:29/50
強さは申し分なかったが、構えからにじみ出る変態仮面感と設定の雑さが足を引っ張る形となった。
他参加者の意見はこのようになっています。
・筋・フーとかでいいのに
・武井壮設定がかなりいらない
・ぶっキルユー?
さて、井上の点数が出たと同時に和久井の敗退が決定してしまいました
和久井さん、今のお気持ちはいかがですか?
それでは3人目の発表に参りましょう。 3人目はこちら!
南極ゴジラの音楽クリエイター瑠香。絶対音感を有しており、公演のたびに多数の音楽を作っている。
「全ての音が音階に聞こえたことはあるかい?」「あなたからどんな音が奏でられるのか楽しみ」
と狂気的なコメント。
それでは...構え!!!ドドン!!
さあそれでは審査に参りましょう
三人目の挑戦者、瑠香の得点は
1.強さ(3点)
2.カッコよさ(7点)
3.歴史(7点)
4.生活力(1点)
5.子供に習わせたい度(3点)
計:21/50
かなりの強キャラ感を醸し出しながらも、うっかり口から出た
「その辺に落ちているラムネ」という言葉で大幅原点という悔しい結果となった。
他参加者のコメントはこんな感じ。
・プレゼン力を鍛えるべき
・隙が無さそうに見えて、隙だらけな気がする
・あなたはまず、早く起きてラジオ体操に行きなさい
さて、いよいよこの大会も残すところあと一人となりました
最後の発表者は、こいつだ
ダンスや殺陣など、体を動かすことが得意なうえにユーモアもある非常に期待できる選手。
彼曰く「ここまで見させていただいたが、正直ガッカリだ」「お前たちは何もわかっていない」とのことだ
では早速見せていただきましょう
構え!!ドドン!!!
こうして、第一回、南極ゴジラ新カンフー選手権は幕を閉じた。カンフーの種は、我々の生活の中にこそ隠れている。
やはり、人間の強さとは生活なのだ。この世にはまだ無数の新カンフーが存在することだろう。人々の生活の数だけ...
さて今回、4人の劇団員にそれぞれカンフーを生み出してもらった。
だが実は、我々南極ゴジラは、10人全員で新たなカンフーを生み出すことに成功しているのだ。
それこそが「和風カンフー」!!!!!
気になりますよね??
そんな和風カンフーが見られるのは10月27〜30日に王子小劇場で行われる『南極ゴジラの地底探検』だけ!!!
現在絶賛予約受付中!
和風カンフー以外にも、皆さんに楽しんでいただくための様々な仕掛けを用意して、
劇場でお待ちしております!